「情報Ⅰ」を受験で使うけど時間を掛けたくない…
そんな人に「情報Ⅰ」のかんたん授業を始めるよ
短時間で勉強したい人にオススメだよ♬
2025年度の国公立大学入試から共通テストに「情報Ⅰ」が追加されて,受験科目が6教科8科目に増えます
国公立大学入試と言えば5教科7科目だったのが,「情報Ⅰ」という新しい科目が増えることになったのです!
「情報Ⅰ」についてまず詳しく知りたい方は,こちらの記事を参考にしてくださいね
ただでさえ負担の多い国公立大学の入試科目にさらに1科目加わる…ということで,時間を掛けずに効率よく学習したいという人は多いでしょう
そこで本シリーズでは
- 「情報Ⅰ」の学習を短時間で行いたい
- 空き時間にブログを読んで「情報Ⅰ」の勉強を進めたい
こんなあなたに向けた内容です
あなたの貴重な時間を「情報Ⅰ」の学習以外に割けるように,本シリーズでは以下の工夫をしています
★覚えておきたいキーワードの解説はタップして開封⇒暗記に役立つ
★重要なキーワードは具体例を混ぜる⇒理解に役立つ
ではさっそく本時の結論です
★発達する人工知能などによって,社会や生活に変化が訪れている
★炎上などの情報発信と,デマなどの情報受信の注意点を知ろう!
それでは授業を始めましょう!
【情報Ⅰのかんたん授業】第4回『情報技術』
第4回は『情報技術』についてです
内容は4単元あります
- 01 人工知能とIoT
- 02 情報技術がもたらす変化
- 03 炎上とネットトラブル
- 04 デマと情報発信の注意点5選
情報技術の発展は目覚ましく,現在は様々なサービスでAI(人工知能)が活用されています
また最近ではコロナ渦によって社会構造にも大きな変化が訪れました
人との接触をなくすための在宅勤務はその一例です
コロナ渦によって大きく加速することになったものの,情報技術の発展がもたらした社会の変化と言えるでしょう
今では在宅勤務も当たり前になったね!
一方で,情報技術の活用方法には課題も多いです
ブログやSNSで炎上する…なんてことも日常茶飯事となりました
また,正しい情報ではないネットのデマに踊らされるケースも少なくありません
本時の学習を通じて,発展する情報技術について理解を深めるとともに,情報技術の適切な活用方法について考えていきましょう!
良い面と悪い面があるんだね
01 人工知能とIoT
あなたの身の回りにある人工知能(AI)を活用しているものは何ですか?
一例を挙げてみましょう
★スマートフォンのカメラ…ノイズ除去や写真を明るくする機能に活用
★Google翻訳…人工知能によって翻訳レベルが向上
★オーブンレンジ…音声認識機能が搭載された機種が誕生
★スマートスピーカー…音声認識機能が搭載
この他にも実はもうすでに数えきれないくらい身の回りに溢れているのです
こんな身近にあるんだ!
さらに詳しく解説していきましょう
①人工知能(AI)
人工知能(AI)とは,人間に近い知能を作り上げる取り組みや,そのための技術体系のことです
簡単にまとめると,人工知能(AI)とは記憶や学習,推測や判断など,人間の脳にできることをコンピューターに肩代わりさせる技術です
AIとは人工知能を意味する英単語である❝artificial intelligence❞(アーティフィシャル・インテリジェンス)の頭文字を取っています
人工知能の分野では,ビッグデータと呼ばれる大量のデータをコンピュータに学習させ,予測にもとづいて課題を効率的に解決する機械学習が進んでいます
これらの技術進歩によって画像認識の精度が大きく向上したことから,医療や防犯の分野などでも人工知能(AI)が活用されるようになりました
人工知能の活用例を挙げておきましょう
画像認識でレントゲン画像から腫瘍(しゅよう)などの異常を見つけ出します
これによって,がん治療などさらなる早期発見が期待されます
画像認識で,防犯カメラの映像から万引きなどの人物を発見します
これまでは警察の万引きGメンが防犯カメラに張り付いて,不審な人物を発見していましたが,その代わりを機械が正確に行うことが期待されます
周囲の状況を読み取り,自動でハンドル操作やアクセル・ブレーキ操作を行います
自動運転にはどこまで自動で行うかによって,レベル分けがされています
レベル5 完全自動運転(すべてを自動で行う)
レベル4 場所など限定で完全自動運転
レベル3 一定条件下でシステムが運転
レベル2 自動で追い越しなど
レベル1 自動ブレーキ・車線維持など
人が運転しなくなるのはレベル4以上で,部分的にレベル4を導入している国や市町もあります
2023年5月現在,レベル3まで市販されているよ
画像認識により,商品を判別して自動で支払いが完了するものです
無人店舗のしくみは以下の通りです
①店舗入口でICカードやスマートフォンで認証して入店
↓
②購入したい商品のバーコードやICタグをレジで認識
↓
③キャッシュレス決済して退店
現在はレジもない無人店舗の導入も進んでいます
この場合は退店すると同時にキャッシュレス決済が完了するようになっています
店舗で人手がいらなくなるなんてすごいね!
音声認識により,場所を案内したり商品を紹介したりするものです
人工知能(AI)が人と会話することで,案内・接客業務を行います
将棋や囲碁,チェスなどの研究や対戦相手となることもできます
現在では,これらの一流プレーヤーに勝利するまでに発展を遂げています
②ユビキタスコンピューティング
ユビキタスコンピューティングとは,コンピュータがいたる所に存在し,いつでもどこでも誰でも使える状態を表す概念です
ユビキタスは「どこにでもある」という意味で,「どこでもコンピュータ」ともいわれます
コンピュータは年々小さく高性能になっているため,自動車や家電製品を始め,身の回りの様々なモノに組み込まれています
これらが互いに連携して,生活のサポートをしてくれる環境が進んでいるのです
・ICタグで賞味期限や数量の管理ができる「冷蔵庫」
・帰宅時間や室内の温度から自動で適温に設定する「エアコン」
・改札機を通過したら保護者に連絡する非接触ICカード化した「定期券」
インターネットがどんどん身近なものになっているね
③IoT(モノのインターネット)
IoTとは,様々なモノをインターネットとつなぐ技術のことです
読み方は「アイオーティー」で,「Internet of Things」の略です
この略からも分かるように「モノのインターネット」とも呼ばれます
IoTは,クラウドコンピューティングにより実現が可能になりました
ユビキタスコンピューティングとIoTって何が違うの?
ユビキタスコンピューティングはIoTを実現するための技術だよ
覚えておきたいキーワード
人間に近い知能を作り上げる取り組みや,そのための技術体系。
人間が行う学習能力と同様の機能をコンピュータで実現する技術。
コンピュータがいたる所に存在し,いつでもどこでも誰でも使える状態を表す概念。
ユビキタスは「どこにでもある」という意味で,「どこでもコンピュータ」とも言われる。
様々なモノをインターネットとつなぐ技術。
「Internet of Things」の略。
家電製品などの機会に組みこまれるコンピュータに搭載されているOSの規格。
日本人の坂村健博士が開発し,ユビキタスコンピューティングを実現するために提唱されたオープンな技術規格。
インターネットなどのネットワーク経由でユーザにサービスを提供する形態。
これまではハードウェアを購入したり、ソフトウェアやデータをPCにインストールして利用するのが主流だったが,オンライン上でソフトウェアの利用やデータのやり取りが可能になった。
インターネットが雲(クラウド)と表現されることに由来し,単にクラウドとも呼ばれる。
02 情報技術がもたらす変化
ここ数年で在宅勤務(リモートワーク)が急増するなど,社会に急激な変化が起きましたね
コロナ渦というきっかけはあったものの,リモートワークは情報技術がもたらした変化の一つです
情報技術がもたらす社会や生活の変化について見ていきましょう
①情報技術がもたらす「社会」の変化
まず,デジタルトランスフォーメーションについて紹介します
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは,デジタル技術を活用してビジネスモデルを変革し,競争上の優位性を確立することです
一言でまとめると,デジタル変革を指します
「DX」とよく省略されて呼ばれることが多いです
「Digital transformation」なので略語は「DT」となりそうなところですよね?
しかし,英語圏では「transformation」の「trans」を「X」と略す文化があるため,「DT」ではなく「DX」と略すようになったと考えられます
企業のDX化が加速しているよ
また情報技術を活用して,都市や地域の機能・サービスを効率化し,生活しやすくした街をスマートシティといいます
デジタルトランスフォーメーションが進むと,スマートシティの実現化が進みます
実際に,日本でも海外でもスマートシティの実現を図っています
デジタルトランスフォーメーション(DX)の例を挙げてみましょう
在宅勤務とは,オフィスに出社せず自宅で仕事をするワークスタイルです
まだまだ普及に時間が掛かると思われていたものの,コロナ渦で一気に普及することになりました
今では働き方の1つとしてすっかり当たり前になりましたね!
サテライトオフィスとは,企業の本社や組織の本部とは離れた場所に設置された小規模なオフィスのことです
支社・営業所と異なり,オフィスでありながら必要最小限の機能しか備えておりません
従業員の柔軟な働き方を進め,働きやすさや利便性を考えて設置されることがあります
従業員の通勤時間を短縮し,働きやすさや利便性を考えて作られる,ある意味最先端のオフィスといえるでしょう
ネットショッピングとは,インターネット上に開設された店舗で商品を購入できるサービスのことです
インターネットショッピングと呼ばれることもあります
「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などが有名です
今では誰もが使用するなくてはならない存在になりましたね!
昨日もネットショッピングを利用したよ♬
電子マネーとは,その名のとおり現金代わりに使える電子データ化されたお金のことです
現金をデジタル化しているため,オフラインで決済や支払いをするのではなく,すべてオンラインで完結するのが特徴です
電子マネーを利用することで現金を持ち歩かなくてよくなり,決済時間も短縮化されます
電子マネーには大きく2種類あります
★事前チャージの「プリペイド型」…Suica,PASMO,楽天Edy,nanacoなど
★後払いの「ポストペイ型」…iD,QUICPay,など
二次元コード決済とは,スマホに表示された二次元コードを専用の機器で読み取って決済をする方法のことです
QRコード決済やバーコード決済と呼ばれることも多く,ひとくくりに「コード決済」と呼ばれています
コードを通して利用金額とともに読み込むことで,決済アプリやクレジットカードから利用金額が引き落されるしくみです
主なコード決済サービスとして,「PayPay」「楽天ペイ」「LINE Pay」「メルペイ」「d払い」「au PAY」があります
どれを使えばよいか迷ってしまうよ…
顔認証決済とは,顔認証システムを利用した決済サービスのことです
画像認識によって個人を判別し,あらかじめ登録しておいた銀行口座からお金を引き落とします
近年開発が進んでいる決済サービスであり,今後どのように普及していくのか注目です
手ぶらで買い物ができる未来がくるかもね♬
②情報技術がもたらす「生活」の変化
情報技術の発展による生活の変化が身近に起こっています
その一例を挙げましょう
SNSとは,インターネット上で人と人とのつながりをより円滑に行う場を提供するサービスのことです
今では誰もが使用するワードになりましたね♬
LINE,Twitter,インスタグラムなど,多くのSNSサービスが利用されています
CGMとは,撮影した写真や作成した動画などを,インターネット上で投稿して情報を表現することができるメディアのことです
投稿したコンテンツを世界中に公開して感想をもらったり,利用者同士で質問をし合ったりすることができます
Consumer Generated Media(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)の略です
主に,掲示板や口コミ,レビューサイトやブログ,そしてSNSが該当します
SNSも投稿した写真や動画にコメントをもらうことができるので,CGMの一種と言えますね
情報格差(デジタルデバイド)とは,情報技術を使える人と使えない人との有利・不利の格差のことです
単に情報技術に関する知識がなくて情報格差が生じる場合もあれば,費用や設備の問題で情報技術を使えない場合があります
また情報格差には,個人間・集団間・国際間の3つの種類があります
情報技術の利用が困難な人は情報弱者と呼ばれ,教育や経済や社会において不利になる可能性があるのです
情報技術を使用できないと知らず知らずのうちに損をしているよ
インタネット依存症とは,毎日長時間インターネットにアクセスし,インターネットから離れると不安や孤独を感じる症状のことです
単にネット依存とも言われます
最近では特に中高生のネット依存が問題視されています
ネット依存のうち7~8割はゲームに依存しており,ゲーム障害はWHOによって疾病(しっぺい)と定義されています
覚えておきたいキーワード
デジタル技術を活用してビジネスモデルを変革し,競争上の優位性を確立すること。デジタル変革。
情報技術を活用して,都市や地域の機能・サービスを効率化し,生活しやすくした街。
オフィスに出社せず自宅で仕事をするワークスタイル。
企業の本社や組織の本部とは離れた場所に設置された小規模なオフィス。
インターネット上に開設された店舗で商品を購入できるサービス。
現金代わりに使える電子データ化されたお金。
スマホに表示された二次元コードを専用の機器で読み取って決済をする方法。
顔認証システムを利用した決済サービス。
インターネット上で人と人とのつながりをより円滑に行う場を提供するサービス。
撮影した写真や作成した動画などを,インターネット上で投稿して情報を表現することができるメディア。
情報技術を使える人と使えない人との有利・不利の格差。
毎日長時間インターネットにアクセスし,インターネットから離れると不安や孤独を感じる症状。
健康面などに悪い影響が表れているにも関わらず,ゲームを続けてしまう状態。
03 炎上とネットトラブル
情報技術は非常に便利なもので,上手に使用することで生活が間違いなく便利なものになります
逆に使用できないことで情報格差(デジタルデバイド)が生じることは学習しましたね♬
ここでは,情報技術の恐ろしい側面である「炎上」と「その他のネットトラブル」について学びましょう
①炎上(えんじょう)
炎上とは,インターネット上で非難や批判が殺到して収拾がつかない状態のことです
ブログやSNSで情報発信をしていると,誰もがこのような炎上に巻き込まれるケースがあります
炎上した情報は拡散され,いつまでもインターネット上に残り続けることになります
つまり,炎上が起こると生涯にわたって実生活に影響を受ける場合があるのです
炎上についての理解を深めておきましょう
実際に起こった炎上は今や無数にあり,例を挙げればキリがないほどです
コンビニのアルバイト店員や寿司チェーン店など,いたずら動画が発端となり炎上に発展するケースが多いです
もちろん炎上するのには原因があります
炎上しやすい発言や投稿は以下の通りです
★犯罪や反道徳行為(度を超えた悪ふざけ)
★無礼な発言や他人を見下した発言
★自分の考えを押しつける発言
★意見が対立しやすい話題(宗教や政治問題など)
人間関係をこじらせてしまうような内容を投稿することで,炎上を引き起こす可能性が高まります
匿名だから…という理由で何でも投稿してはいけないよ
さて,実際に炎上を引き起こすとどのような影響があるのでしょうか?
炎上してしまった後の出来事を想像してみましょう
★激しい誹謗中傷のコメントが殺到
★不利益を受けた企業から損害賠償を請求されることがある
★過去の投稿から個人情報(名前・学校名・住所など)を調べられ,ネット上に拡散される
★個人情報をさらされると,転学や引っ越しを余儀なくされる
★就職活動にも悪影響を及ぼし,炎上した出来事が一生つきまとう可能性がある
炎上って本当に怖いんだね…
炎上を引き起こしたい人はいないはず…
炎上を防ぐためにできる対策を挙げておきましょう!
★投稿する前にチェックして,感情的で軽率なコメントを控える
★自分がコメントした内容の非は素直に認め,きちんと謝罪をする
★スクリーンショットをして別のSNSに投稿を転用されるケースも想定する
★仲の良いグループ内のコメントだとしても内容に注意する
★投稿内容や炎上した過去がネット上に残り続けることを意識する
②その他のネットトラブル
インターネット上では誰もが気軽に利用して投稿が可能である一方で,トラブルが絶えません
ここでは,炎上以外のネットトラブルについても見ていきましょう!
ネットいじめとは,その名の通りインターネットを利用したいじめのことです
SNS,メッセージアプリ,ゲームアプリ,携帯電話上でのやり取りなどで起きています
インターネット上では匿名で簡単に書き込みができるので,ネットいじめや誹謗中傷が起こりやすいのです
悪質な書き込みとしてよくあるのが,学校への爆破予告です
いたずらのつもりの犯行予告であっても,罪に問われて社会問題になることがあります
学校を休校にしたいから…こんな理由でいたずら半分で爆破予告をするケースも相次いでいます
SNSを活用した出会いにおけるトラブルも多いです
SNSなどで知り合った人を安易に信用すると,だまされたり犯罪に巻き込まれたりするケースがあります
他にも出会い系サイトやマッチングアプリでもトラブルが多発しています
ネットを利用すると,性別や年齢を詐称して投稿を続けることが可能です
掲載されているプロフィールなどの情報が正しくない可能性を踏まえて,SNSなどのサービスを利用する必要があります
迷惑行為の事例は挙げればキリがないほどです
SNSであれば「いいね」を多くもらうために,迷惑行為にまで発展してしまうケースが多いです
★SNSに投稿する写真や動画撮影のため,私有地や立入禁止区域に侵入する
★アルバイト先で通称「バイトテロ」と呼ばれるような度を超えた迷惑行為
迷惑行為が行き過ぎると炎上に発展する可能性があります
書き込みをするときはモラルとマナーを守った内容を強く意識したいですね♬
覚えておきたいキーワード
インターネット上で非難や批判が殺到して収拾がつかない状態。
自分の本名を名乗らず情報発信できる性質。インターネット上では匿名性がある。
※ただし実際には,匿名の書き込みであってもコンピュータの通信記録から本人を特定し,トラブルの責任を追及される。
04 デマと情報発信の注意点『5選』
インターネット上では多くの情報であふれている一方で,その情報の真偽は不確かなものも多く含まれます
また,知らず知らずのうちに危険な情報発信をしているケースも多いです
この章では,いわゆるデマと情報発信をする際の注意点について確認をしていきましょう!
①デマと迷惑メール
デマとは,根拠のないうわさや意図的に流される偽情報のことです
SNSやチェーンメールによって,デマが拡散されやすいです
SNSでは,真偽が確認されないまま「善意」で拡散されることも多いです
「~らしい」「知り合いが~」「~とうわさになっている」などといった文面はうのみにしないことが重要です
新型コロナウイルスがまん延した際にも,多くのデマがSNSで拡散されました
★不特定多数への拡散を求めるものは,どんな内容でも転送しない
★災害時などは不安な気持ちからデマが広がりやすい
「すぐ知らせなきゃ」は良いことではないんだね
迷惑メールとは,受信者が迷惑に感じるメールのことです
3種類の迷惑メールについて紹介します
★スパムメール(不特定多数の人に一方的に送られるメール)
★メールボム(大量にメールを送信してメールボックスをいっぱいにする)
★ウイルスメール(メールを開くとウイルス感染する)
迷惑メール対策としてできることを挙げておきます
迷惑メールと疑われるメールを警戒することと,少しでも迷惑メールを減らす工夫が求められます
- 送られたメールの送信元を確認する
- 返信しない
- 添付ファイルや本文中のリンクをクリックしない
- フィルタリングを活用する
- セキュリティソフトを導入する
- メールアドレスを使い分ける
- メールアドレスを変更する
迷惑メールへの対処は現代の必須知識だよ
②情報発信の注意点『5選』
SNSなどで情報発信をする際の注意点5選を挙げておきましょう
他人が作成した画像や動画を,何も気にせず勝手に公開してはいけません!
著作権侵害にならないよう,他人が著作権をもつ画像や動画をアップロードしてよいか必ず確認を取りましょう
著作権侵害はよく問題になるから注意だよ
肖像権についても同様です
誰が写っているのか分かるような写真や動画を勝手に公開してはいけません!
著作権・肖像権についての詳しい解説は過去の記事を参考にしてください
【情報Ⅰのかんたん授業】第2回『情報社会における法』
情報発信をする際には,自分自身の個人情報を書き込まないことが重要です
投稿する写真に「自宅」や「住所」などの個人情報が写り込んでいないかチェックする必要があります
意図せず個人情報を流出してしまっていないか,個人を特定されないか確認するクセを付けましょう!
ジオタグとは,画像や動画などのデータに付加される撮影や投稿が行われた地球上の位置情報(緯度・経度)を表します
GPSなどで観測した緯度・経度の位置情報がジオタグによって残っていると,「どこで撮影したか」を特定することができます
これによって,予期しない相手に撮影場所を知られてしまうことになります
写真や動画はジオタグを削除してから発信するようにしましょう!
アクセス制御とは,正規に承認されている人以外は使えなくする機能のことです
親しいグループ内のみに発信したはずが,「一般公開」として全世界に発信してしまった…
このような意図と違った公開範囲になっていないか,投稿前に確認するようにしましょう
覚えておきたいキーワード
根拠のないうわさや意図的に流される偽情報。
受信者が迷惑に感じるメール。
不特定多数の人に一方的に送られるメール。
画像や動画などのデータに付加される撮影や投稿が行われた地球上の位置情報(緯度・経度)。
正規に承認されている人以外は使えなくする機能。
★補足★ フェイクニュースとファクトチェック
フェイクニュースとは,事実とは異なる偽の情報を伝えるニュースのことです
ファクトチェックとは,ニュースやうわさに対して事実かどうかを確認することです
ネット上では,フェイクニュースだとしても広く拡散されてしまうと真実として認識されてしまうことがあります
恐ろしい限りですね…
本当にその情報が正しいのかどうかをファクトチェックして,自分自身の頭で真偽を確認することができる情報リテラシーの高い大人になりたいですね♬
まずはネット上の情報が正しいのか疑うクセをつけておこう!
【まとめ】情報技術の発展を知り,適切に活用できる知識を身につけよう!
それでは本時のまとめです
- 人工知能(AI)によって,医療・防犯・自動運転など多くの分野が目覚ましい発展を遂げている
- 情報技術の発展によって,在宅勤務などの社会の変化,SNSや情報格差の問題などの生活の変化が起きている
- 炎上した情報はインターネット上に残り続けるため非常に恐ろしい。この他にも,ネットいじめなどのネットトラブルが後を絶たない
- デマや迷惑メールには注意が必要。また情報発信の注意点5選を守った情報発信が必要
いかがだったでしょうか?
情報技術の発展は今まさに進んでいる最中で,どんどん加速していると言っても過言ではないでしょう
ネットショッピングや動画視聴の際の「おすすめ」も今ではすっかり当たり前になりました
人工知能(AI)の活用が進んでいる証拠ですね!
情報技術の活用については,「発信」と「受信」の両方で知識を身につける必要があります
「受信」するだけで自ら情報発信はしない…という人も,「発信」の注意事項を知っておくことで防げるトラブルも多いからです
今後さらに発展していく情報技術に対して,私たちが必要以上に振り回されず,自分の意思でコントロールできる情報リテラシーを身につけていきたいですね♬
今回は以上です。ありがとうございました