【図形と計量⑧】外接円を含む?含まない?シンプルに考える正弦定理

こんにちは,madoryです!

レッサーくん
レッサーくん

最近,日本平動物園の近くで富士山型のコーンを見かけるんだ!!

ホッくん
ホッくん

この可愛い富士山型のコーン…,

実は,地元静岡県富士宮市の会社が作っているんだよ♬

レッサーくん
レッサーくん

そうだったんだ~!

静岡県と言えば富士山だから,見るとなんだか嬉しい気持ちになるね♬

ホッくん
ホッくん

じゃあ今日は,

富士山コーンの形である❝三角形❞で成り立つ公式について,

一緒に勉強していこうか♬

本時は三角形で成り立つ公式『正弦定理』について学習していきます

三角比は直角三角形で成り立つルールでしたが,本時で学習する『正弦定理』は直角三角形である必要はありません

どんな三角形でも成り立つ…そんな新しい公式について楽しく勉強していきましょう♬

ということで本時は,

三角形で成り立つ公式『正弦定理』について理解しよう!

さっそく本時の結論です

★本時の結論★

正弦定理を使う際のポイントは,外接円の半径Rを含むか含まないか


正弦定理

そもそも正弦って何?

三角比とは sin,cos,tan のことであり,そのうち正弦とは sin を表しました

  1. 正弦(せいげん)‥‥ sine(サイン)
  2. 余弦(よげん)‥‥ cosine(コサイン)
  3. 正接(せいせつ)‥‥ tangent(タンジェント)

詳しくはこちらの記事を参考にしてください

【図形と計量①】あなたはどれ派?三角比の定義の暗記方法3選

つまり正弦定理とは,ずばり『sin を用いた定理』となりますね!

正弦定理とは?公式の紹介

さっそく正弦定理を紹介しましょう!

正弦定理は,三角形ABC の辺の長さと大きさ,外接円の半径を用いた公式です

さらに,大文字で表される角度Aと小文字で表される辺の長さ a は,三角形の角度とその向かい合う辺の関係性です

レッサーくん
レッサーくん

A → B → C と順に進んでいくから覚えやすいね!

正弦定理の証明

次に,正弦定理の成り立ちを紹介していきましょう

いわゆる❝証明❞ですね!

ホッくん
ホッくん

証明することで,納得して公式を使うことができるね♬

まず,三角形の3つの頂点を通る円を外接円といいます

△ABC の外接円の半径をRとして,A が鋭角の場合について考えていきましょう

ホッくん
ホッくん

中学校で学んだ円周角と,高校で学んだ三角比を組み合わせて証明できるね!

レッサーくん
レッサーくん

本当だ!!難しいけれど…なんとか理解できたよ♬

ホッくん
ホッくん

実際には,Aが直角の場合と鈍角の場合も考えて,完全に証明できるね!

ここではAが鋭角の場合について証明をしました

実際にはAが直角の場合と鈍角の場合も証明して,どんなAの角度についても正弦定理が成り立つことを示す必要があります

正弦定理を使って問題を解く際に,証明を意識することはないと思いますので,Aが直角と鈍角の場合は省略します

しかし,教科書に載っているような証明を理解しておくことは大事ですね!

様々な問題を複合して考える練習になりますよ♬

正弦定理を用いた問題【①外接円の半径Rを含む】

正弦定理を用いた問題は,外接円の半径Rを含むか含まないかで,大きく2種類の解法に分かれます

まずは外接円の半径Rを含む解法について見ていきましょう!

ホッくん
ホッくん

まずは王道!

外接円の半径Rを求めることができたね‼

レッサーくん
レッサーくん

外接円の半径Rを利用して,三角形の角度を求めることができたね!

正弦定理の公式において,外接円の半径Rを含む場合についてまとめておきましょう

正弦定理を用いた問題【②外接円の半径Rを含まない】

次に,外接円の半径Rを含まない場合の正弦定理の公式の用い方について,見ていきましょう

ホッくん
ホッくん

式の中に外接円の半径Rが登場しなくなるよ!

外接円の半径Rを含まない場合についてまとめましょう

レッサーくん
レッサーくん

なるほど!!

外接円の半径Rを含まない場合は上の式に当てはめればいいんだね♬

★補足★ 直角三角形で正弦定理を用いると…どうなる??

正弦定理を使う際に考える三角形は,直角三角形である必要はありませんでした

仮に,直角三角形だった場合を考えてみることにしましょう!

直角三角形の場合を正弦定理を用いて解いてみます

レッサーくん
レッサーくん

『sin 90°=1』だったね!

ホッくん
ホッくん

直角三角形の場合でも正弦定理を用いて解くことができるね♬

でも…実は別解があるんだよ!!

次に,同じ問題を別解で解いてみます!

三角比の定義を用いた方法です

レッサーくん
レッサーくん

そっか!!

直角三角形だから三角比の定義で解くことができるんだね♬

ホッくん
ホッくん

その通り!!

三角比って便利でしょ^^

直角三角形の場合は,正弦定理で問題を解くこともできますが,あえてその必要はありません

三角比の定義を使うことで,より簡単に解くことができます

直角三角形の場合は,正弦定理でなくまず三角比の定義を考えるようにしてくださいね!

【まとめ】正弦定理は外接円の半径Rを含むか含まないかで式を立てよう!さらに直角三角形に注意しよう!!

それでは本時のまとめです

  1. 正弦とは sin のことであり,正弦定理とは sin を用いた公式
  2. 正弦定理の証明は,鋭角・直角・鈍角の場合に分けて考える。鋭角の場合の証明は,円周角の定理と三角比の定義を用いる
  3. 正弦定理の使い方は,外接円の半径Rを含むか含まないかで判断する
  4. 正弦定理を用いて三角形の辺の長さや角度を計算できる
  5. 直角三角形の場合も正弦定理を用いることはできるが,三角比の定義を用いるとよい

本時は正弦定理に関して詳しく解説をしてきました

いかがだったでしょうか?

❝正弦定理❞というと,なんだか堅苦しく抵抗感を覚えやすいものです…

しかし,外接円の半径Rを含むか含まないかで仕分けをして考えることで,解法が2種類に枝分かれします

本時の授業を通して,迷わず式を立てることができるようになれば幸いです

今回は以上です。ありがとうございました

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