【2次関数⑪】解の個数と種類はおまかせ!!2次方程式の判別式❝D❞と❝D/4❞

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【結論】判別式❝D”と❝D/4❞で,2次方程式の解の個数と種類を判断しよう!

2次方程式を解く際には,まず因数分解が利用できないか考え,次に解の公式の利用を考えましたね!

詳細は過去の授業を参考にしてください

【2次関数⑩】これで完璧!!2次方程式の解き方まとめ

本時は2次方程式を解く授業の続きになります

それではさっそく本時の結論にまいりましょう

「判別式❝D❞と❝D/4❞で,2次方程式の解の個数と種類を判断しよう!」

この結論にしたがって,順番に見ていきます

判別式❝D❞と❝D/4❞

判別式❝D❞と❝D/4❞とは?

2次方程式の解の公式は part1 と part2 があり,それぞれの公式のルートの中身を判別式と呼んでいます

  1. 解の公式 part1 のルートの中身 ⇒ 判別式 D
  2. 解の公式 part2 のルートの中身 ⇒ 判別式 D/4
レッサーくん
レッサーくん

解の公式 part2 の判別式は,

なぜ D/4 と言うの?

ホッくん
ホッくん

D/4 を計算すると D の値をちょうど 4 で割った値になるんだ!

後で計算で確認してみようね♬

D,D/4 により2次方程式の解の個数を判別することができます

ホッくん
ホッくん

上の表ではDと書いてあるけれど,

D/4でも解の種類と実数解の個数は同じだよ!

この3タイプの他に,「D≧0 ⇔ 実数解をもつ」も問題として出題されることがあります

実数解をもつ実数解が2個か1個D >0 または D=0D≧0

このように覚えておくといいでしょう

一度整理しておきましょう

  1. D>0異なる2つの実数解をもつ…実数解2個
  2. D=0重解をもつ…実数解1個
  3. D<0実数解をもたない…実数解0個
  4. D≧0実数解をもつ…実数解2個または1個
ホッくん
ホッくん

解き方に迷ったらこの表に戻ってきてね!

解の個数を求める

レッサーくん
レッサーくん

D/4 は D の値を4でちょうど割った値になっているね!

ホッくん
ホッくん

解の公式 part2 が使える場合(xの係数bが偶数のとき)

判別式 D/4 を使うと計算が簡単になるからオススメだよ♬

レッサーくん
レッサーくん

xの係数が偶数だから D/4 が使えるね!

ホッくん
ホッくん

xの係数が偶数ではないから D/4 は使えないね!

解の種類から求める

レッサーくん
レッサーくん

問題文に書かれている解の種類を見て,

判別式の不等号を決めればいいんだね!

ホッくん
ホッくん

xの係数に文字があると,2次方程式を解くことになるね!

ホッくん
ホッくん

判別式 D/4 が使えるよ!

この3種類の他,『実数解をもつ⇔D≧0』が出題されることもあります

★補足★ 判別式D<0のときの2次方程式の解

判別式 D<0 のときに2次方程式が解けないことを確認してみましょう

ホッくん
ホッくん

もし上記の問題が出題されたら❝解なし❞となるね!

よほどひねくれた出題者でないと出題しないと思うけど…

ちなみに,判別式 D<0 となり2次方程式が計算できないのは,現在学習中の『数学Ⅰ』での話になります

『数学Ⅱ』の❝複素数❞という単元を学習すると,上記のような2次方程式も解くことができるようになります

お楽しみに!!

【まとめ】判別式❝D❞と❝D/4❞を使い分け,2次方程式の解の個数と種類の問題をマスターしよう!

それでは本時のまとめです

  1. 解の公式 part1 と part2 の中身をそれぞれ判別式と呼び,D と D/4 で表す
  2. Dをちょうど4で割った数が D/4 となるため,D/4 と表記する
  3. D>0異なる2つの実数解をもつ…実数解2個
  4. D=0重解をもつ…実数解1個
  5. D<0実数解をもたない…実数解0個
  6. D≧0実数解をもつ…実数解2個または1個
  7. D<0 のときは2次方程式を解くことができない(ただし,数学Ⅱを学習すると解くことができるようになる)

本時は,2次方程式の続きの内容である判別式について学習しました

判別式はD>0,D=0,D<0の基本3種類,D≧0の追加1種類,計4種類を使いこなせるようにしてくださいね♬

今回は以上です。ありがとうございました

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